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新装オープン!京王れーるランドへ行ってきました(2) 車両展示編

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新装オープンした京王れーるランドの一番の目玉が、歴代の京王電鉄の車両が並んだ車両展示スペース。同じ場所に5両も並ぶのは、私鉄系の博物館・展示施設の中でも最大級なのでは?今回は1両ずつじっくり観察してきました。

展示車両

れーるランドで展示されている車両は以下の5形式。

  • 2400形2410(製造時は400形)
  • 2010系2015
  • 5000系5723
  • 3000系3719*車内立ち入り不可
  • 6000系6438*車内立ち入り不可

2400形・2010系・5000系は京王資料館に保存されていたものをれーるランドに移設。

2400形2410

2400形2410
600V時代に活躍した14m級中型車のうちの1両。この2410は1963年の1500V昇圧後も電装品を載せ替えて1500Vに対応、デハ220形222に改番し、競馬場線などで営業運転を続けたのち、1969年のATS導入を機に引退。多摩動物公園駅前~京王資料館での展示を経て、京王れーるランドに来ました。

2410 側面

2410 連結面

2410 台車

2410 台車
台車をのぞき込むとギヤ付きの輪軸がチラリ。

2410 車内入口
2400形・2010系・5000系は車内に入れるようにホームが設置されています。さっそく2410の車内へ。

2410 車内
2410車内。車内のコンディションを保つためか、出入口のドア付近のみ立ち入りが可能。

2010系デハ2015

2010系 2015前面 2010系 方向幕
2000系を元に改良を加え、1959年に新造された2010系は1984年まで営業運転を続けました。展示車両のデハ2015は引退後若葉台検車区~京王資料館を経て京王れーるランドへ移動。前面の大型2枚窓「湘南顔」が特長。

2010系 側面

2015 台車
足回りは日立KH-14A台車。

2015 車内
デハ2015車内の様子。デハ2410と違い、客室全体に立ち入ることが出来ます。

2015 運転台
運転台。

2010系は引退後、18両が伊予鉄道へ移籍し、伊予鉄道800系として2010年まで営業運転を続けました。さらにそのうちの4両が2010年に銚子電鉄へ移籍し、銚子電鉄2000形を名乗り営業運転を続けています。

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銚子電鉄に移籍したうちの1両、銚子電鉄デハ2001。京王デハ2070→伊予鉄道モハ822→銚子電鉄デハ2001という経歴を持つ。(2010年4月 外川)

5000系クハ5723

京王5000系5723
言わずと知れた名車5000系は1963年から導入が始まり、5070系・5100系含めて最大で155両が在籍。1996年に営業運転を終了。一部は地方私鉄へ移籍し、現在でも各地で元京王5000系の走る姿を見ることが出来ます。展示されているクハ5723は1996年12月に行われたさよなら運転に使用された車両。

5723 妻面

妻面の形式表記 妻面の検査表記
妻面の形式・検査表記。

5723 TS-805A台車
台車のバラエティが豊富だった5000系、クハ5723は東急車輛製のTS-805A台車(T車用、M台車はTS-804A)を履いています。

5723 車内の様子
車内の様子。中吊りは新しいれーるランドの開業記念ヘッドマークを模したもの。

5723 乗務員室
クハ5723の乗務員室。運転台のレイアウトは2010系と同じように見えますが、5000系は前面に貫通扉があるため少し窮屈な印象。

3000系クハ3719

3000系3719 前面
井の頭線車両の中で唯一の展示車両。3000系は1962年から導入が始まり、京王初のステンレス車体を採用。7色の前面FRPによって個性的な表情を作り出しています。井の頭線での営業運転は2011年に終了しましたが、5000系同様、各地の地方鉄道に譲渡され、現在でも活躍中。

1995年にリニューアル工事が始まり、一部編成は写真のように前面窓が側面まで回りこむようになりました。

6000系デハ6438

*公開当初、誤って「クハ6438」と表記していました。訂正します。

6000系 6438
6000系は1972年から導入が始まった京王初の20m級車両。5000系の倍近くの304両が在籍し、都営新宿線への直通運転に対応した30番台や、混雑時の乗降時間短縮のため5扉で登場した20番台などが存在しました。2011年3月に営業運転を終了。未だに引退したという実感が無い……。

展示車両のデハ6438は1989年製。当初は地下鉄直通を行わないデハ6420として製造されましたが、後に地下鉄直通対応改造を受け、デハ6438に改番しました。

6000系6438 TS809台車
台車は東急車輛製TS-809(M車)、T車はTS-810を履く。

6000系6438 台車内部
台車をのぞき込むと車軸の奥にモーターを確認。

6000系6438 C-1000コンプレッサー
6000系2連は床下機器の都合上、容量の小さいC-1000コンプレッサーを搭載。国鉄チックな動作音を響かせていました。

6000系6438 特急運用(2005年6月)
現役時のデハ6438。普段は10連を組む際に連結面側に来るため、デハ6438が先頭に立つことはあまりありませんでしたが、地上運用では極稀に先頭に立っていました(2005年6月 調布駅)。

ミニ電車

ミニ電車 9731
展示車両を一周するようにミニ電車が走っています。乗車は1回100円。先頭に立つ9030系9731はかなり精巧に作られています。

ミニ電車走行中
親子連れに人気のミニ電車ですが、雨が降ると運休になってしまうので要注意。

新装オープン!京王れーるランドへ行ってきました(1) 屋内展示編

参考文献

  • 道村博、諸川久(1993).『カラーブックス 日本の私鉄(13) 京王帝都』保育社
  • 鉄道ファンNo.269(1983年9月号)「5000系物語[2]」交友社
  • 鉄道ファンNo.408(1995年4月号)「京王5000系と阪急2800系・名車がんばる」交友社
  • 鉄道ダイヤ情報No.154(1997年2月号)「総力特集 京王帝都1997」弘済出版社
  • 鉄道ダイヤ情報No.310(2010年2月号)「京王電鉄車両カタログ2010」交通新聞社
  • 鉄道コレクション「京王帝都電鉄2400形保存車」パッケージ解説 TOMYTEC

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